SEOライティングとは3

時々SEOに関する記事を書いてアップしていますが、SEOの世界は日進月歩。以前に書いた内容からも少しずつ変化が見られます。

SEOライティングとは
SEOライティングとは2

基本的には「ユーザーに役立つコンテンツを提供する」ことが大切ということはGoogle公式が語っていることなので変化はありません。しかし、その方法論は少しずつ変わりつつあります。

検索エンジンの検索結果画面(SERP)の変化

検索エンジンの検索結果画面、実は昔と比べて少しずつ変わっています。

検索結果画面(Search Engine Result Page)は略してSERPと呼ばれますが、このSERPの変化を意識したページ作成も大切です。

たとえば、レシピを検索した場合には検索結果には、Webページだけでなくレシピサイトのレシピや動画が表示されます。


Googleでは動画を情報量の多い優良なコンテンツと位置付けているため、テキストのみのWebページよりも動画も掲載しているページが有用と判断されることが多くなっています。
他にも、オリジナルの図表を使ったサイトなど、視覚的にも理解を助けるサイトが高く評価されるようになりました。

そのため、図や表を作成したり、関連する動画を探してきて埋め込む(もしくは自社の動画を埋め込む)サイトが多くなっている印象です。

また、あるテーマについて質問をすると、関連する質問がSERP上に表示され、質問をクリックするとその回答が簡易表示されます。

ここでは一般的なSEOの順位とは関係なく、その質問にAIがベストな回答だと判断したものが表示されるようになっているのです。

そのため、ドメインパワーが弱いサイトやSEO対策の弱いサイトでも、一発逆転で1ページ目に載る可能性があります。

こうしたルールを利用するために、FAQなど一問一答を入れるサイトも増えています。

SERPの変化に対応した構成づくりやライティングが今後、ますます重要になってくるでしょう。

動画の検索エンジン対策(VSEO)の流れ

今や動画はマーケティングツールとしても非常に重要な位置を占めるようになっています。

YouTubeのような動画サイトで、動画を検索することがありますが、これもやはり検索エンジンが何を評価しているかがわかると検索順位を高めることができます。
動画の検索エンジン対策をVSEO(Video SEO)と言い、こちらも戦略的に行っていく必要があるでしょう。

再生数やチャンネル登録数、高評価がどれだけつくかがもちろん最重要ではありますが、VSEOを行うことで関連動画としての露出や検索結果の露出が増えることで、再生数アップなどの効果を見込めます。
SEO記事を書く場合に比べて難易度は低いですが、ポイントを押さえてアピールにつなげることが大切です。

これから先、SEOはさらに変わる?

SEOライティングでは、読者の検索意図を考えてキーワードから記事を作成していきますが、人の意図は時代と共に変わっていきます。

少し前までは、あるモノやサービスを検索した場合、購入意図があったり、比較したい場合が多かったです。
しかし、モノやサービスの基本的な解説、ポイント紹介、多くの商品紹介などを客観的に語る情報量の多い記事に、人々は疲れてきているとも言われています。
そのため、ハッキリと1つの商品やサービスだけを解説してくれ、その良さを語ってくれるインフルエンサーのSNSやYouTuberの動画を購入判断の参考にしている人が増えているそうです。

特に今の若い世代は時間のムダを嫌う傾向があると言われ、AISASモデルで言われていたような比較のプロセスにあまり時間をかけたくないのかもしれません。

すると、今のように商売っ気を極力抑えて、いろんな商品を紹介したり、商品選びのためのノウハウを伝授するような記事は、ニーズに合わなくなります。
「~の場合はこの商品がいい!」と断言してくれるような、主観的な記事のほうが上位になる時代が来るのかもしれません。

WRP代表ライター。 元経営コンサルタントで、企業のITやセキュリティの支援を担当。Webやブログの黎明期からWebマーケティングに関わり、Web全般を得意とする。SEO知識とIT知識を武器にするIT系ライター。 Webライティングだけでなく、専門性を活かし、中小企業向けのIT導入相談、セキュリティ相談、ソフトのローカライズ(日本語化)支援、研修や試験のテキストや解説書の作成なども手掛ける。